私は放課後、本屋さんに行ってみた
男性ファッション誌の棚には
アキラが表紙の本が並んでた。
アキラじゃないみたい。
遠くにいる人みたい。カッコイイ
普通の人が着れる服じゃないな
たかそう。
私はスポーツ誌の所でライトを見つけた。日本トップ選手か、本当にすごいんだ。
私は雑誌は買わないけど、2冊買って帰った。
ベッドに横になり、雑誌を見た
2人ともカッコイイ、
私は、なんの取り柄も無いな。
なんだか、自信がまた、無くなった
［リカ、なにしてる？］
アキラからだった。
［雑誌見てたよ］
［雑誌？］
［アキラってすごいモデルさんなんだね］
［リカ、俺がモデルって知らなかったんだって？ライトから聞いたよ］
［ごめんなさい、何にも知らなくて
私、情報力なくて］
［いいんだ、リカは俺がモデルだから
付き合ってくれた訳じゃなかったんだね？それは嬉しい事だよ］
［アキラは優しいね］
［そんな事ないよ］
［こんなにすごいモデルさんの
彼女は、素敵なモデルさんが、ベストなんじゃないの？私なんて、ちんちくりんだよ］
［俺はリカがいいの、モデルやタレントとか関係ない、］
［うん、わかった、私頑張るね
なんか取り柄の一つでも見つけなくちゃ］
私はいつまでも自分なんて、って
思っていても、仕方ないと思った
私のままでいいと言ってくれるなら
頑張ろう。少しでも
学校は以前より楽しかった。
楽しみができたもの。
掃除の時間も嫌じゃなくなった
掃除へ行くとアキラに会える
アキラはいつも女の子に囲まれているけど、
私は今までと変わらずモップで拭いた
薄暗い緑の廊下は
淡いピンク色に変わった。
階段へ行くとアキラが来る。
誰にも見られない場所。
「リカ？」
「ん？」
「なんでもない」
「ん？？」
アキラはなんだか悪戯な顔をしている
「リカ？」
「なあに？」
【ちゅっ】
私はもちろん耳まで真っ赤になって
固まった。
アキラが、
「ん？もしかして…
ファースキス？」
私は、激しく頷いた
「わかった、頷きすぎ！
じゃあ、階段じゃなくて
もっと綺麗な所にすればよかった」
私はまだ、固まっていた。
昨日雑誌みたからな、
あの雑誌の人なんだよな
その人が私にキスをした。
なんて、素敵なファーストキス
私、幸せかも、
「放課後迎えに行くね。
今日はウチにおいで」
そう言うとアキラは音楽室に戻った
私は階段で1人余韻に浸っていた。
教室に戻るとライトがいた
「リカ！！」
ライトはいつも明るい。
名前の通り明るく皆んなを照らしているみたい。
「リカ？なんか顔赤くない？」
「え？？え？」
「あーなんかリカ怪しいぞ」
「ライト？」
「あ、ルミ！」
「誰？この子」
「リカだよ」
「リカ？私ルミ、ライトの彼女」
「あ、初めてまして。
ライトの彼女さんか、綺麗ね」
「ライトとどうゆう関係？」
「あ、え？」
彼氏と話してたんだもん、気になるよね。
するとライトが、
「リカは、兄貴の彼女です。」
と言った。
「は？？？アキラさんの彼女？
やだ、冗談でしょ？笑える」
「リカは本当にアキラの彼女だよ」
「ウソ？この子タレントか何か？」
「リカは普通の子だよ。
ただ、アキラが珍しく自分から
告白した子」
「アキラさんが、告白したの？
ウソでしょ？ありえない！」
ライトの顔色が変わったのが分かった
私は下を向いてしまった。
「リカがアキラの彼女だと
何がおかしいんだよ？」
「え？だって普通の子じゃん」
「は？リカは特別な子だよ
アキラが好きな子なんだから」
「は？なんでライトがムキになるのよ。」
「アキラの彼女バカにしたら
ムカつくんだよ
ルミにはわかんないよ。
リカは特別なんだ」
「は？何それ？特別ってなんなの」
私はその場にいられなくなり
逃げた、ごめんライト
「あ、リカ！」
私、なんだか、自分が受け入れられ無いのは仕方ないと思っていて、
だって彼氏はアキラだもん！
そりゃあ、なんで私なんかってなるに
決まってる。
だけど、それは嬉しいことなんだかって
思うようにしてた。
だってアキラがそれでいいって言ってくれるから
ライトには、迷惑かけちゃったな
お兄ちゃんの彼女がバカにされてたら
嫌だよね。
バカにされないよう、私も努力しないと、
ライト、彼女と大丈夫だったかな？
喧嘩してないかな？
もうすぐアキラが迎えにくる
その前ににトイレに行こう。
私がトイレを出ようとした時、
鍵は開けたのに、扉は開かなかった。
え？
「ねえ、あんたリカ？」
「あ、はい」
「お前かなりムカつく」
【バッシャー】
水が上から降ってきた。
は？！
私はこんな時
ヤダどうしよう、悲しい。
泣いちゃうとゆうタイプではない
自分の目つきが変わるのがわかる
【バン！！！】
私はトイレの扉を思い切り蹴飛ばした。
「キャー！！」
複数の子達が逃げた
「こら。逃げんな、集団じゃないと
なんもできねーのかよ」
私はずぶ濡れのまま追いかけた
廊下が騒がしいな。
「ん？リカ？走ってる？
え？ずぶ濡れ？なんか…怒ってる？
え？は？
リカー！！」
俺はリカを追いかけた
リカはずぶ濡れのまま
とぼとぼ歩いてた。
リカの顔は見たことが無い表情だった
「リカ？」
「トイレで水かけられた」
「は？」
俺はとっさにリカが歩いて来た
方向に走った。
女子の笑い声が聞こえる
【ウケる、追いかけてきたし
キレてたよね？静かそうにしてるくせに】
俺はその話しが聞こえる方へ向かった
数人の女子とルミ…
「あ、ライト！」
「お前、まさか、リカに水かけてないよな？」
「は？かけて無いし、何？リカが言ったの？」
俺はルミだと思った。
俺はリカの所へ戻った走って
リカは教室で、ずぶ濡れで
帰る準備をしてた。
「ライト！」
アキラだ、
「リカ、帰ろ？」
俺は
「リカ、大丈夫か？」
リカは
「大丈夫だよ」と振り向いて
笑った…天使みたいな顔で
「え？リカ濡れてない？」
アキラが聞いた
リカはやっぱり、笑って
「大丈夫。心配しないで」
アキラは
「何があった？」と
俺が
「リカ、トイレで水かけられたんだ、
多分ルミ達だ」
アキラは
「ルミって彼女の？」
「ああそうだ」
アキラはなんとなく状況を把握したようだった。
「リカ、ウチに行こう」
リカは震えてた。
アキラがブレザーをかけた
「早く帰ろ、冷える」
「ライト練習だろ？俺たち帰るな」
アキラは必要に質問したり、心配する事もなく、アキラらしくスマートに
リカを連れ去った。
俺が連れ去ったと感じるのは
多分、震えるリカを抱きしめてあげたいからだ、
私はアキラのバイクに乗り
アキラ達の家へ向かった。
寒がりな私は寒くて仕方なくて
震えがとまらなかった。
「おいで」
「おじゃまします」
「すぐ、お風呂沸かすから、温まって
俺コンビニ行ってくる」
アキラは部屋を出た、
私は脱衣所に入った。
綺麗にしてるな。男の子2人暮らしとは、思えない。
アキラが帰って来て
「バスタオルと着替え置いとくから
俺のロンTだけど」
「うん、ありがとう」
私は湯船からでるとアキラのロンTを着た。私は163センチある。
小さいほうじゃない。
だけど、アキラのロンTはかなり大きかった。
「あー、やっぱ、大きいな」
と、アキラは笑った。
私は、手が出なくだらんとしてる袖を振った。
「大きい」
アキラはなんだか。クスクス笑って
「子供みたいだな」と言った
私はほっぺを膨らました
「はい、はい、おいで
ドライヤー」
アキラが髪を乾かしてくれた。
髪を乾かしてもらうなんて、小さな時ぶりだった。
「はい、サラサラだよ」
「ありがとう」
「飲み物とケーキ」
「ありがとう」
「リカ？大丈夫？」
私は笑って
「大丈夫。私案外気が強いんだ」
「みたいだね？以外だよ」
私はカバンの中の小さなポーチの中からこっそり薬をだして、
見られないように飲んだ。
でも、アキラはきがついた。
「薬？」
「あ、えと、うん」
「なんの薬？頭でも痛い？」
「いや、いつも飲んでる薬
なんでもないよ」
「そっか」
俺はリカのなんでもないよ！が、
なんかあるんだと、すぐに思った。
［アキラ、トイレ借りるね」
トイレも綺麗でオシャレ。
なんか素敵だな。
リカごめん。
俺はそう思いながら、リカのカバンの中の薬を携帯で撮った。
数種類あった。
「リカはいつも、おばあちゃんと2人」
「うん、犬のタマもいるよ」
「タマ？犬なのに？」
「そう、おかしいでしょ？小型犬の雑種なの。もらったんだ、かわいいよ」
「リカって同じ高校に中学の友達いないの？」
「いるよ！仲良いわけじゃないけど
私、高校入る時、携帯変えて番号変えて、誰にもおしえなかったの。
今は、アキラとライト、クラスの女の子数人だけ」
「中学で何かあったの？」
「卒業前に1人になっちゃって。
私、女の子に好かれないの
嫌われちゃう。
計算だとか。アザとい、とか。
男好きって。」
「え？今日がファースキスなのに？
男好き？」
「うん…あのさ。自分の事を好きだと
言ってくれる男の子がいたとするじゃない？
その子の事が私は好きじゃなくても
やっぱり、好きになってくれた事は嬉しくて。ありがとうって思うんだけど
それが、良くないみたい」
「あー。男からしたら。
振られても、避けられたり、噂のネタにされるより。ありがとう。嬉しいって言われたら。
やっぱりこの子を好きになってよかったって思うかもしれないな。
だけど、女子からしたら
キープしてるみたいで。思わせぶりな
子って思うんだろうな」
「はあ、」
「なんとなく、想像つくよ。
リカは、ただ、本当にありがとうってなるんだろうな」
「リカはなんか、不安な事とかある？
」
「うーん。
身体や心が痛いって。人と比べられないじゃない？だからわからなくなるの
自分がどのくらい痛いの我慢したらいいか」
俺は、きっと色々我慢してるんだろうなって思った。
俺も親がいないから反抗期なんて
しようがなかったし。
多分リカもないだろう。
誰かに甘えてたり、頼ったり
仕方がわかないよな。
俺はライトとたくさん喧嘩して
八つ当たりする相手がいたけど、
リカはどうして来たんだろうと
思ったけど、聞けなかった。
「ライト、彼女と大丈夫かな？」
自分は水かけられてたのに。
ルミの悪口じゃなくて、ライトの心配かよ。
「ねえ、部屋綺麗だね？アキラ綺麗好き？」
「あーどうだろ？だけど、インテリアはこだわるかな。
ここはリビングだから
俺の部屋行こうか」
アキラの部屋は、キングサイズベッドにサイドテーブル
後はクローゼットに入りきらない
洋服がラックに綺麗に収納されていた。
「見てコレ」
アキラが取った私のポラ、背中に羽が生えている。1．と番号が書いてあって何も飾ってない真っ白な壁に
ピンで止まってた。
「ねえ？アキラの写真撮ったら
お金かかる？」
アキラは笑った
「彼女でしょ？携帯貸して」
アキラはインカメにして
2人を取ると私の携帯の待ち受けにした。
そしてその写真をアキラに送信して
アキラも待ち受けにした。
「リカのアキラとアキラのリカ」
私は嬉しくて、じっと見ていた。
「おいで」
私の事をアキラは後ろから抱きしめた。
「ほっそいな、食べてるのか？」
「私、痩せすぎだよね？」
「足小さいな」
「うん、小さいの」
「手も小さい。あ！リカってピアス空いて無いんだ」
「あ、うん」
アキラはしばらく黙って
「ダメだ、、可愛い。。
可愛くて食べちゃいたいって言葉の
意味が今分かった気がする。」
そう言うとアキラは私のロンTを脱がせた。
私は真っ赤になった。
「えっと、初めて？」
私は激しく頷いた。
アキラは穏やかに笑った。
なんだか頭がポートして良く覚えていない。
たくさんキスをしてくれて。
痛かった。
アキラが私の顔を覗き込むから
私は顔を隠した。
人の肌ってこんなに気持ちいいんだ。
暖かくて、優しくて、
アキラの優しい顔を見ていたら
自然と涙が溢れた。
「痛い？」
と、アキラが聞いた
私は
「違うの」と言った。
「リカ？なんで泣くの？」
私は説明出来なかった。心の中のバケツが満タンになり溢れたみたいだったから。
「リカ、リカの事大切にするね」
「うん」
私はすごくすごく、安心して、
寝てしまった。
なぜかは他にも理由があった、
さっき飲んだ薬のせいだ
私は両親が亡くなってしばらくして
頑張らないと、と思っていた。
おばあちゃんを心配させないように。
それは、少しづつ蓄積して。
たまに、なぜかとても不安で仕方ない時があった。手が震え、心臓がバクバクする。
私は1人で、心療内科に行った。
ストレス性の不正脈だと言われた。
私はいつも、食欲が無くて、
たくさん食べると気持ち悪くなる
だから、どんどん痩せる。
それで、胃腸薬と安定剤が出された
安定剤は頓服で。不安になった時に飲む。
中学の事以来、薬を飲む回数が増えていた。
薬を飲んで気を張っている時がベストで。
薬を飲んだのに。安心したり。
リラックスすると。睡魔に襲われる。
アキラの腕の中は、凄く安心して。
寝てしまった。
リカはウソみたいに、寝てしまった
ほっぺをつついても、起きない。
安心してるなら、しばらく寝かせてあげようと思った。
リカを抱きながら俺も少し寝よう
そう、思いリカの腕を摩った、
違和感を感じた。
いつも、長袖だからきがつかなかった。
両腕に、ヤキの跡、リカはタバコを吸わないし。
俺そっとベッドから出て
さっきの薬の写真をみて。
薬の名前を検索した。
胃腸薬が3種類
安定剤が2種類
副作用に、依存性、物忘れと書いてあった。
俺の部屋に来てすぐ飲んだ、
水かけられて、不安になったのか？
俺の部屋に来て不安になったのか？
俺は寝ているリカを見てた。
白雪姫みたいだ。
たくさんキスをしたせいで唇が赤い
白い肌
ポラを取った。
2.白雪姫と書いて、ピンで飾った。
おばあちゃんと2人だもんな、
あまり遅いと心配するよな？
「リカ、おはよう」
リカはなんだか、むにゃむにゃ寝言を言っている。
良く聞いてみると
「嫌、どうして、いかないで、
やめて。なんで？」
悲しい言葉ばかり
「大丈夫、そばにいるよ」と言うと
俺にしがみついた。
小さい子供みたいに。
俺は胸がキューと締め付けられた。
この子を守りたい。
「あ、ごめん、寝ちゃった」と
リカは目を覚ました。
リカは微笑んで、
［アキラ、」と一言、
「ん？」
「なんでもない」
俺はリカの頭を撫でると
「おばあちゃん心配するよ、帰ろ」
と
そして、リカを送った。
帰るとベッドに血が付いていた。
今まで相手が初めてでも。
そうゆうもんだとしか、思わなかったのに。
リカ、痛かったかな？と心配になった
初めての気持ちだった。
抱いた後なのに。抱く前より
愛おしくて、逆に不安になった
リカを離したくない、
「ただいま」
「あ、ライトお帰り、どうした？
機嫌悪いのか？」
「あー、ルミと別れた、リカの事ひつこく聞いて来るんだ。
リカは、貧乏だから。アキラの事
金目当てだって、
思わずぶち切れて、
別れてきた。ギャン泣きされて
大変だったよ。だけど、あんな
僻みが強い子だとおもわなかった」
俺はライトの話しを聞いて不安になった
俺の彼女で、ライトは仲良くて
僻まれたり、妬まれたりしないと
いいんだけど、
男性ファッション誌の棚には
アキラが表紙の本が並んでた。
アキラじゃないみたい。
遠くにいる人みたい。カッコイイ
普通の人が着れる服じゃないな
たかそう。
私はスポーツ誌の所でライトを見つけた。日本トップ選手か、本当にすごいんだ。
私は雑誌は買わないけど、2冊買って帰った。
ベッドに横になり、雑誌を見た
2人ともカッコイイ、
私は、なんの取り柄も無いな。
なんだか、自信がまた、無くなった
［リカ、なにしてる？］
アキラからだった。
［雑誌見てたよ］
［雑誌？］
［アキラってすごいモデルさんなんだね］
［リカ、俺がモデルって知らなかったんだって？ライトから聞いたよ］
［ごめんなさい、何にも知らなくて
私、情報力なくて］
［いいんだ、リカは俺がモデルだから
付き合ってくれた訳じゃなかったんだね？それは嬉しい事だよ］
［アキラは優しいね］
［そんな事ないよ］
［こんなにすごいモデルさんの
彼女は、素敵なモデルさんが、ベストなんじゃないの？私なんて、ちんちくりんだよ］
［俺はリカがいいの、モデルやタレントとか関係ない、］
［うん、わかった、私頑張るね
なんか取り柄の一つでも見つけなくちゃ］
私はいつまでも自分なんて、って
思っていても、仕方ないと思った
私のままでいいと言ってくれるなら
頑張ろう。少しでも
学校は以前より楽しかった。
楽しみができたもの。
掃除の時間も嫌じゃなくなった
掃除へ行くとアキラに会える
アキラはいつも女の子に囲まれているけど、
私は今までと変わらずモップで拭いた
薄暗い緑の廊下は
淡いピンク色に変わった。
階段へ行くとアキラが来る。
誰にも見られない場所。
「リカ？」
「ん？」
「なんでもない」
「ん？？」
アキラはなんだか悪戯な顔をしている
「リカ？」
「なあに？」
【ちゅっ】
私はもちろん耳まで真っ赤になって
固まった。
アキラが、
「ん？もしかして…
ファースキス？」
私は、激しく頷いた
「わかった、頷きすぎ！
じゃあ、階段じゃなくて
もっと綺麗な所にすればよかった」
私はまだ、固まっていた。
昨日雑誌みたからな、
あの雑誌の人なんだよな
その人が私にキスをした。
なんて、素敵なファーストキス
私、幸せかも、
「放課後迎えに行くね。
今日はウチにおいで」
そう言うとアキラは音楽室に戻った
私は階段で1人余韻に浸っていた。
教室に戻るとライトがいた
「リカ！！」
ライトはいつも明るい。
名前の通り明るく皆んなを照らしているみたい。
「リカ？なんか顔赤くない？」
「え？？え？」
「あーなんかリカ怪しいぞ」
「ライト？」
「あ、ルミ！」
「誰？この子」
「リカだよ」
「リカ？私ルミ、ライトの彼女」
「あ、初めてまして。
ライトの彼女さんか、綺麗ね」
「ライトとどうゆう関係？」
「あ、え？」
彼氏と話してたんだもん、気になるよね。
するとライトが、
「リカは、兄貴の彼女です。」
と言った。
「は？？？アキラさんの彼女？
やだ、冗談でしょ？笑える」
「リカは本当にアキラの彼女だよ」
「ウソ？この子タレントか何か？」
「リカは普通の子だよ。
ただ、アキラが珍しく自分から
告白した子」
「アキラさんが、告白したの？
ウソでしょ？ありえない！」
ライトの顔色が変わったのが分かった
私は下を向いてしまった。
「リカがアキラの彼女だと
何がおかしいんだよ？」
「え？だって普通の子じゃん」
「は？リカは特別な子だよ
アキラが好きな子なんだから」
「は？なんでライトがムキになるのよ。」
「アキラの彼女バカにしたら
ムカつくんだよ
ルミにはわかんないよ。
リカは特別なんだ」
「は？何それ？特別ってなんなの」
私はその場にいられなくなり
逃げた、ごめんライト
「あ、リカ！」
私、なんだか、自分が受け入れられ無いのは仕方ないと思っていて、
だって彼氏はアキラだもん！
そりゃあ、なんで私なんかってなるに
決まってる。
だけど、それは嬉しいことなんだかって
思うようにしてた。
だってアキラがそれでいいって言ってくれるから
ライトには、迷惑かけちゃったな
お兄ちゃんの彼女がバカにされてたら
嫌だよね。
バカにされないよう、私も努力しないと、
ライト、彼女と大丈夫だったかな？
喧嘩してないかな？
もうすぐアキラが迎えにくる
その前ににトイレに行こう。
私がトイレを出ようとした時、
鍵は開けたのに、扉は開かなかった。
え？
「ねえ、あんたリカ？」
「あ、はい」
「お前かなりムカつく」
【バッシャー】
水が上から降ってきた。
は？！
私はこんな時
ヤダどうしよう、悲しい。
泣いちゃうとゆうタイプではない
自分の目つきが変わるのがわかる
【バン！！！】
私はトイレの扉を思い切り蹴飛ばした。
「キャー！！」
複数の子達が逃げた
「こら。逃げんな、集団じゃないと
なんもできねーのかよ」
私はずぶ濡れのまま追いかけた
廊下が騒がしいな。
「ん？リカ？走ってる？
え？ずぶ濡れ？なんか…怒ってる？
え？は？
リカー！！」
俺はリカを追いかけた
リカはずぶ濡れのまま
とぼとぼ歩いてた。
リカの顔は見たことが無い表情だった
「リカ？」
「トイレで水かけられた」
「は？」
俺はとっさにリカが歩いて来た
方向に走った。
女子の笑い声が聞こえる
【ウケる、追いかけてきたし
キレてたよね？静かそうにしてるくせに】
俺はその話しが聞こえる方へ向かった
数人の女子とルミ…
「あ、ライト！」
「お前、まさか、リカに水かけてないよな？」
「は？かけて無いし、何？リカが言ったの？」
俺はルミだと思った。
俺はリカの所へ戻った走って
リカは教室で、ずぶ濡れで
帰る準備をしてた。
「ライト！」
アキラだ、
「リカ、帰ろ？」
俺は
「リカ、大丈夫か？」
リカは
「大丈夫だよ」と振り向いて
笑った…天使みたいな顔で
「え？リカ濡れてない？」
アキラが聞いた
リカはやっぱり、笑って
「大丈夫。心配しないで」
アキラは
「何があった？」と
俺が
「リカ、トイレで水かけられたんだ、
多分ルミ達だ」
アキラは
「ルミって彼女の？」
「ああそうだ」
アキラはなんとなく状況を把握したようだった。
「リカ、ウチに行こう」
リカは震えてた。
アキラがブレザーをかけた
「早く帰ろ、冷える」
「ライト練習だろ？俺たち帰るな」
アキラは必要に質問したり、心配する事もなく、アキラらしくスマートに
リカを連れ去った。
俺が連れ去ったと感じるのは
多分、震えるリカを抱きしめてあげたいからだ、
私はアキラのバイクに乗り
アキラ達の家へ向かった。
寒がりな私は寒くて仕方なくて
震えがとまらなかった。
「おいで」
「おじゃまします」
「すぐ、お風呂沸かすから、温まって
俺コンビニ行ってくる」
アキラは部屋を出た、
私は脱衣所に入った。
綺麗にしてるな。男の子2人暮らしとは、思えない。
アキラが帰って来て
「バスタオルと着替え置いとくから
俺のロンTだけど」
「うん、ありがとう」
私は湯船からでるとアキラのロンTを着た。私は163センチある。
小さいほうじゃない。
だけど、アキラのロンTはかなり大きかった。
「あー、やっぱ、大きいな」
と、アキラは笑った。
私は、手が出なくだらんとしてる袖を振った。
「大きい」
アキラはなんだか。クスクス笑って
「子供みたいだな」と言った
私はほっぺを膨らました
「はい、はい、おいで
ドライヤー」
アキラが髪を乾かしてくれた。
髪を乾かしてもらうなんて、小さな時ぶりだった。
「はい、サラサラだよ」
「ありがとう」
「飲み物とケーキ」
「ありがとう」
「リカ？大丈夫？」
私は笑って
「大丈夫。私案外気が強いんだ」
「みたいだね？以外だよ」
私はカバンの中の小さなポーチの中からこっそり薬をだして、
見られないように飲んだ。
でも、アキラはきがついた。
「薬？」
「あ、えと、うん」
「なんの薬？頭でも痛い？」
「いや、いつも飲んでる薬
なんでもないよ」
「そっか」
俺はリカのなんでもないよ！が、
なんかあるんだと、すぐに思った。
［アキラ、トイレ借りるね」
トイレも綺麗でオシャレ。
なんか素敵だな。
リカごめん。
俺はそう思いながら、リカのカバンの中の薬を携帯で撮った。
数種類あった。
「リカはいつも、おばあちゃんと2人」
「うん、犬のタマもいるよ」
「タマ？犬なのに？」
「そう、おかしいでしょ？小型犬の雑種なの。もらったんだ、かわいいよ」
「リカって同じ高校に中学の友達いないの？」
「いるよ！仲良いわけじゃないけど
私、高校入る時、携帯変えて番号変えて、誰にもおしえなかったの。
今は、アキラとライト、クラスの女の子数人だけ」
「中学で何かあったの？」
「卒業前に1人になっちゃって。
私、女の子に好かれないの
嫌われちゃう。
計算だとか。アザとい、とか。
男好きって。」
「え？今日がファースキスなのに？
男好き？」
「うん…あのさ。自分の事を好きだと
言ってくれる男の子がいたとするじゃない？
その子の事が私は好きじゃなくても
やっぱり、好きになってくれた事は嬉しくて。ありがとうって思うんだけど
それが、良くないみたい」
「あー。男からしたら。
振られても、避けられたり、噂のネタにされるより。ありがとう。嬉しいって言われたら。
やっぱりこの子を好きになってよかったって思うかもしれないな。
だけど、女子からしたら
キープしてるみたいで。思わせぶりな
子って思うんだろうな」
「はあ、」
「なんとなく、想像つくよ。
リカは、ただ、本当にありがとうってなるんだろうな」
「リカはなんか、不安な事とかある？
」
「うーん。
身体や心が痛いって。人と比べられないじゃない？だからわからなくなるの
自分がどのくらい痛いの我慢したらいいか」
俺は、きっと色々我慢してるんだろうなって思った。
俺も親がいないから反抗期なんて
しようがなかったし。
多分リカもないだろう。
誰かに甘えてたり、頼ったり
仕方がわかないよな。
俺はライトとたくさん喧嘩して
八つ当たりする相手がいたけど、
リカはどうして来たんだろうと
思ったけど、聞けなかった。
「ライト、彼女と大丈夫かな？」
自分は水かけられてたのに。
ルミの悪口じゃなくて、ライトの心配かよ。
「ねえ、部屋綺麗だね？アキラ綺麗好き？」
「あーどうだろ？だけど、インテリアはこだわるかな。
ここはリビングだから
俺の部屋行こうか」
アキラの部屋は、キングサイズベッドにサイドテーブル
後はクローゼットに入りきらない
洋服がラックに綺麗に収納されていた。
「見てコレ」
アキラが取った私のポラ、背中に羽が生えている。1．と番号が書いてあって何も飾ってない真っ白な壁に
ピンで止まってた。
「ねえ？アキラの写真撮ったら
お金かかる？」
アキラは笑った
「彼女でしょ？携帯貸して」
アキラはインカメにして
2人を取ると私の携帯の待ち受けにした。
そしてその写真をアキラに送信して
アキラも待ち受けにした。
「リカのアキラとアキラのリカ」
私は嬉しくて、じっと見ていた。
「おいで」
私の事をアキラは後ろから抱きしめた。
「ほっそいな、食べてるのか？」
「私、痩せすぎだよね？」
「足小さいな」
「うん、小さいの」
「手も小さい。あ！リカってピアス空いて無いんだ」
「あ、うん」
アキラはしばらく黙って
「ダメだ、、可愛い。。
可愛くて食べちゃいたいって言葉の
意味が今分かった気がする。」
そう言うとアキラは私のロンTを脱がせた。
私は真っ赤になった。
「えっと、初めて？」
私は激しく頷いた。
アキラは穏やかに笑った。
なんだか頭がポートして良く覚えていない。
たくさんキスをしてくれて。
痛かった。
アキラが私の顔を覗き込むから
私は顔を隠した。
人の肌ってこんなに気持ちいいんだ。
暖かくて、優しくて、
アキラの優しい顔を見ていたら
自然と涙が溢れた。
「痛い？」
と、アキラが聞いた
私は
「違うの」と言った。
「リカ？なんで泣くの？」
私は説明出来なかった。心の中のバケツが満タンになり溢れたみたいだったから。
「リカ、リカの事大切にするね」
「うん」
私はすごくすごく、安心して、
寝てしまった。
なぜかは他にも理由があった、
さっき飲んだ薬のせいだ
私は両親が亡くなってしばらくして
頑張らないと、と思っていた。
おばあちゃんを心配させないように。
それは、少しづつ蓄積して。
たまに、なぜかとても不安で仕方ない時があった。手が震え、心臓がバクバクする。
私は1人で、心療内科に行った。
ストレス性の不正脈だと言われた。
私はいつも、食欲が無くて、
たくさん食べると気持ち悪くなる
だから、どんどん痩せる。
それで、胃腸薬と安定剤が出された
安定剤は頓服で。不安になった時に飲む。
中学の事以来、薬を飲む回数が増えていた。
薬を飲んで気を張っている時がベストで。
薬を飲んだのに。安心したり。
リラックスすると。睡魔に襲われる。
アキラの腕の中は、凄く安心して。
寝てしまった。
リカはウソみたいに、寝てしまった
ほっぺをつついても、起きない。
安心してるなら、しばらく寝かせてあげようと思った。
リカを抱きながら俺も少し寝よう
そう、思いリカの腕を摩った、
違和感を感じた。
いつも、長袖だからきがつかなかった。
両腕に、ヤキの跡、リカはタバコを吸わないし。
俺そっとベッドから出て
さっきの薬の写真をみて。
薬の名前を検索した。
胃腸薬が3種類
安定剤が2種類
副作用に、依存性、物忘れと書いてあった。
俺の部屋に来てすぐ飲んだ、
水かけられて、不安になったのか？
俺の部屋に来て不安になったのか？
俺は寝ているリカを見てた。
白雪姫みたいだ。
たくさんキスをしたせいで唇が赤い
白い肌
ポラを取った。
2.白雪姫と書いて、ピンで飾った。
おばあちゃんと2人だもんな、
あまり遅いと心配するよな？
「リカ、おはよう」
リカはなんだか、むにゃむにゃ寝言を言っている。
良く聞いてみると
「嫌、どうして、いかないで、
やめて。なんで？」
悲しい言葉ばかり
「大丈夫、そばにいるよ」と言うと
俺にしがみついた。
小さい子供みたいに。
俺は胸がキューと締め付けられた。
この子を守りたい。
「あ、ごめん、寝ちゃった」と
リカは目を覚ました。
リカは微笑んで、
［アキラ、」と一言、
「ん？」
「なんでもない」
俺はリカの頭を撫でると
「おばあちゃん心配するよ、帰ろ」
と
そして、リカを送った。
帰るとベッドに血が付いていた。
今まで相手が初めてでも。
そうゆうもんだとしか、思わなかったのに。
リカ、痛かったかな？と心配になった
初めての気持ちだった。
抱いた後なのに。抱く前より
愛おしくて、逆に不安になった
リカを離したくない、
「ただいま」
「あ、ライトお帰り、どうした？
機嫌悪いのか？」
「あー、ルミと別れた、リカの事ひつこく聞いて来るんだ。
リカは、貧乏だから。アキラの事
金目当てだって、
思わずぶち切れて、
別れてきた。ギャン泣きされて
大変だったよ。だけど、あんな
僻みが強い子だとおもわなかった」
俺はライトの話しを聞いて不安になった
俺の彼女で、ライトは仲良くて
僻まれたり、妬まれたりしないと
いいんだけど、
