俺は、隆さん行きつけのキャバに
通っていた。
少しは、女の子の免疫がついた気がする。
「隣り失礼します。」
「こんばんは」
「今日も来てくれた嬉しい」
俺はあれから、りかちゃんを指名している。
名前が同じ、[りかちゃん]と呼ぶ事だけが嬉しくて、本当のリカだと思って接している。
「あの、太一さん彼女いないんですよね?」
「うん、いないよ」
「あの、もう何度も来てくれてるし
連絡先交換しませんか?」
「あー、別に大丈夫だよ。気にしてくれてありがとう。だけど、俺下心とかないから、りかちゃんと、お店で楽しく話せたら十分だよ」
「あの、やっぱりキャバ嬢は嫌ですか?」
「嫌じゃないよ?なんで?」
「恋愛対象にはなりませんか?」
「いや、全然なるでしょ。だから
皆んな、お金払ってまで会いにくるわけだし」
「じゃあ、太一さんも、私とご飯行ったりしたいですか?」
やん?同伴したいって事?」
「いや、そうじゃなくて、
キャバ嬢としてじゃなくて、普通に」
「あー、いや」
「やっぱりキャバ嬢は彼女候補には慣れませんか?」
「いや違う違う、キャバ嬢がとかじゃなくて、ただ、好きな人いるんだ
それだけ」
「好きな人?彼女じゃなくて?」
「あ、うん、多分俺、彼女いたら
キャバ来ないと思う」
「太一さんて、そんな感じしますよね?彼女大切にしそう」
「彼女になったらね。なんでもしてあげたいよ」
「片想いなんですか?」
「うん 気持ちすら伝えられてないよ」
「太一さんに告白されたら絶対付き合うと思います」
「リカちゃん、ありがとう、そうだといいんだけど、かなり自信ないな」
「あの、、私じゃダメですか?」
「あー、素直になんかすごい嬉しいんだけど、俺、好きな子の事あきらめないから」
「じゃあ、私も、太一さん諦めません」
俺は嬉しいのは本音だったけど、
もうこの店で気兼ねなく飲めないな、
と思っていた。

 次の日会社に行くと隆さんの
昇進の話しが出た。
ただでさえ給料いいのにまた上がるのか、リッチだな、俺も頑張ろ
隆さんのお祝いをしようとゆう話しが出ていて、隆さん行きつけの、例の
キャバクラで騒ごうとゆう話しになっていた。しかし、隆さんが。
「ついに、俺、給料がだいぶ上がりますー!イェーイ、とゆうわけで
提案‼︎今度の土曜fenixいこー」
田中さんが
「fenixって、あの、並んでる
高級クラブ?」と、
「あーそうだよ、並ぶなんてどんな子がいるか見てみたくないか?しかも
通ってるお客は、そこそこお金のある人達だろ?俺も仲間入りだよ!
今回は、張り切って俺が奢っちゃう」
俺は
「だけど、それじゃあ隆さんの
お祝いに、ならないじゃないですか?」
すると、
「じゃあ可愛い子にいいお酒いれて
フルーツ頼もう。派手に。それは皆んなの奢りー」
とゆうことに、なった、
皆んな、なんやかんや、並んでまで入る店の事が気になってた。
どんな子がいるのかな?
佐藤さんが。
「そうとうな、美人がいるんだろ?
太一もさすがに、好きになっちゃうかもよ」と
俺はどんな美人がきても、変わらないと思った。
リカじゃないから
美人でも、ダメなんだ、リカじゃ無いと。