現実なんて、つまらない

「──いただきます」

もうすぐ正午を回る、という頃、あたしは朝食兼昼食をとっていた。

とは言っても料理は苦手で、冷凍食品や夜ご飯の余り、姉が作っておいてくれたものなどを食べている。

正直、ご飯を食べているなら葉月に通話出来ないかって誘いたいけど……葉月は定時制の高校に通ってるから昼は働いてるし、ご飯を食べずに死んで葉月と話せなくなっては元も子もない。

『今日未明に発生した住宅火災は先程鎮火し──』

『世界的な不況が続く中──』

『動物園では先月生まれたパンダの赤ちゃんを一目見ようと──』

ニュースは大抵同じような、つまらない内容ばかり。

『今日のゲストは、今大注目の芸人の──』

『次がいよいよ最終問題です──』

『待って、私を置いていかないで──』

バラエティもクイズ番組もドラマも、マンネリ化した内容ばかりで、つまらなさを強く感じたあたしはテレビを消した。

葉月は夜まで忙しいし、姉もまだ帰ってこないし、あたしが今できることと言えば……。

「……課題しかないじゃん」