あの日、死のうと思って。

恋愛(ピュア)

初木/著
あの日、死のうと思って。
作品番号
1670127
最終更新
2022/06/10
総文字数
1,603
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
1
いいね数
0
「あの日、死ぬつもりだった。怖かったんだよ、君は酷い言葉を使うもの。君に傷つけられてからさ、死ぬのも惜しくなったんだ。今でも死にたいけどね、でも君のおかげだよ、私生きている」
 彼女の深い悲しみから始まる告白に僕は何も答えられなかった。
「私ね、君のこと好きだったんだよ、君は私のこと大っ嫌いだったんだろうけどさ! 私はね君が好き。気持ち悪いでしょう、って、君ならそう言うね」

そんな悲しいこと言わせてごめん。どうか僕を忘れて。


……なぜ、僕を許すんだ?

心苦しさで、君を、放っておけなくなった。
 死を決めたあの子を愛そうと決めた高校生活三年間、最後まで君の目に映る僕は、最低な奴だったろう。

君のこと、僕も好きなんだよ、
どうして伝わらないんだろう?


傷つけたのは、全部、僕のせいだ。
最低な僕が君に送る言葉も見当たらない。

また会いたい、君に。


大好きだ、とは伝えられない。僕なんかといない方が良いだろうから。
好きな代わりに、ありがとうとを伝えたい。

あらすじ
「あの日、死ぬつもりだった。怖かったんだよ、君は酷い言葉を使うもの。君に傷つけられてからさ、死ぬのも惜しくなったんだ。今でも死にたいけどね、でも君のおかげだよ、私生きている」
 彼女の深い悲しみから始まる告白に僕は何も答えられなかった。

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