プイと罰が悪くなって玲夏は直月と反対の方を向く
「玲夏は僕と中山が付き合うのが嫌?」
「嫌!」
「どうして?」
「わかんないけど嫌だもん」
直月は玲夏をベッドに押し倒した
「何?近いよ」
「食事の後……告白された」
「……紫織先輩に?何でさっき言わなかったの?」
「中等部の頃から噂されてるのは薄々勘づいていたんだ、でもプライドの高い中山が勇気を出して告白してくれたから言わない方がいいと思ったけど……誤解してる奴がいるから」
「だって……紫織先輩が認めたって噂で聞いたから」
「それは付き合うことじゃなくて、メシを食いに行ったのを認めたんじゃないかなと僕は思う」
そっかぁ……確かに!
「噂ってわからないもんだね(笑)」
「それを信じる奴がここにいるし(笑)」
直月は玲夏の背中を持って起こした
「…ご飯の残り食べるよ」
玲夏は立ち上がって歩こうとすると手を引っ張られる
「玲夏、僕の噂は他には何があるのかな?」
玲夏は暫く考えると顔が真っ赤になった
「何?話してよ」
ベッドに座っていた直月くんの上に座らされた
「えーと……噂は……あるよ」
「どんな?」
「蓮見先輩には大事な幼なじみがいる……」
「僕の幼なじみって?」
「……わ、私?」
自分で言って恥ずかしくなって手で顔をふさいだ
直月くんがギューってしてくれた
「玲夏、それは噂じゃないよ、事実だ」
玲夏は嬉しくなって直月くんにギューってお返しをした
「ホントにホント?」
「ああ、ホントにホント(笑)」



