野いちご学園は毎日風紀委員と先生が数名校門であいさつ運動と身だしなみ検査があるのだ
校門前で自転車を降りて押しながら門を通る
後ろから自転車を引っ張られて止まらされた
後ろを向くと風紀委員の直月くんの顔が……
門から少し離れたところに自転車を停めた
「えーと、直月先輩、おはようございます」
「……」
何も言わずに頭を下げた時にパチンとネクタイのホックを外された
「早く出して」
制服のポケットからネクタイを出して直月先輩に渡す
頭を下げている間にネクタイをさっと結んでくれた
「朝、起きてればこんなことにならないだろ?」
「はい……」
玲夏は朝起きるとまず制服に着替える
そして朝、直月くんに結んでもらっているのだ
「ありがとうございます」
「ん…それと午後から雨だから、部活終わりに雨が降ってたら待ってろよ」
「え?雨?」
「うん」
「わかった…じゃあ」
玲夏は自転車を押しながら自転車置き場に向かった
やっぱり直月くんは凄いなぁ…
玲夏は高等部のネクタイがどうしてもまだ上手く結べない
だから中等部の形成されてボタンで止めるタイプのをつけてきたのだ
柄も色も少し違うけど門を通れば意外と校則は緩いのだ
ネクタイを緩めてる生徒は意外と多い
登校時は野いちご学園という世間の目もあり登校時だけは厳しいのである
風紀委員の直月くんはちゃんと制服もキチンと着てる



