直月くんの幼なじみは私ですか?



玲夏は自分の部屋に入ってしまった

全く……

直月も部屋に入り着替えるとリビングに行った

テーブルには写真が置かれたままだ

直月は手に取った

何だ、これ!

美月がご飯よ〜と玲夏に声をかけると
部屋から出てきた

あっ、写真置きっぱなしだった……

玲夏は椅子に座って直月くんから写真をとりあげた

「今日休んだ理由だよ」

「これ、チャラいやつじゃないか」

チャラい?あー、最初の印象だけしか直月くんは知らないのか

「高瀬帷くんていうの、モデルをしてるんだって」

「モデル?」

「そう、昨日怪我して病院に連れていった時に撮られたみたい」

「あいつが怪我したのか」

「うん、でも仕方ないんだよ、私が危ないとこにいてね、私のせいで転げちゃったの」

まあ、玲夏が怪我するのもな……って小さい声が聞こえたけど

写真をじーっと見ていた

「何で肩組んでんのさ」

「びっこひいてたからちょっと疲れたって肩貸してあげたの、私もびっくりしたよ、こんな風に角度違うと見えるんだ〜って」

直月はバン!と写真を机に置いて部屋に戻ってしまった

「どうしよう、美月さん、直月くんが……」

「ほっときなさい(笑)」

「でも、風紀委員だから怒ったのかな」

「ただのヤキモチよ」

ヤキモチ?何で?

写真を集めて玲夏は揃えた

どうしよう、直月くんが家で怒ったのなんて初めて見た

「写真しまって、直月を呼んできて、ご飯にしましょ」

美月さんに言われて直月くんの部屋をノックして入った

「直月くん……怒った?」