「禁止ではないけど学校の外で制服のまま周りから見て過度な付き合いは一応ダメだけどな」
「じゃあ、直月に彼女ができてもいいんだね」
「母さん、茶化すなよ、でもうちの生徒会長がうるさくいいそうだからな」
「生徒会長さん?」
玲夏はまだ会ったことがなかった
「うん、だから今は別に彼女とか興味無い」
「じゃあもう1つだけ」
「何?」
「紫織先輩は幼なじみ?」
「いや、違うだろ、遊んだことないし」
「中山さんは確かに母さんも学校で同じクラスになった時に顔を知ったくらいだから幼なじみにはならないわね」
そっか……
よかったぁ
ホッとしている自分がいた
「ご馳走様」
直月はさっさと自分の部屋に入ってしまった
「あー、直月くん逃げた」
「玲夏は好きな人はいないの?」
「ん〜最近ちょっともやっとするけど、それが何かがわかんないんだー」
「直月と玲夏は幼なじみよ(笑)」
「だよね!」
美月さんは頷いてくれた
「噂はあまり信じなくてもいいんじゃない?信じるのは本人からの言葉で……」
「それは…そうなんだけどね」
いち子の噂ってつい聞いちゃうんだよね
次の日、帷くんは車で送ってもらったみたいで学校に来ていた
「足、大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫」
と明るく答えてくれた
6限の授業が終わると帷くんが両手を合わせてきた
「れーなちゃん、ごめん!部活休んで事務所に一緒に来て欲しい」
「事務所?」
「うん、大変な事になってて、マネージャーが止めておいてって連絡がきた」
昨日も休んだのにな
先輩に怒られないかな
いや、直月くんに……真面目だからな
でも、何かを知らなきゃいけないんだよね



