玲夏が居ない……
直月は弓道場を見渡していた
今日は1年生は早く来ているはずなのに
でも女子部員1人の事を聞けるはずも無く部活が終わると急いで帰った
「ただいま」
「おかえり〜直月くん」
玲夏はロコとソファで遊んでいた
「玲夏、今日部活何で来なかった?」
「病院に行ったから」
「病院?」
「うん、あのね、クラスの子が怪我してね、近くの整形外科に連れていったの」
「自転車は?」
「歩いて連れていったから学校に置いてきたから明日は歩きかな」
「明日は雨よー」
夕食の支度をしていた美月さんから声がかかる
「じゃあ、直月くんと一緒の時間に出る」
とりあえず家にいた玲夏を確認したから直月は部屋に行った
「いただきまーす」
3人で夕食を食べ始める
「ねぇねぇ、明日直月くんと一緒に学校に行ったらだめ?」
玲夏が提案してきた
「いきなりどうした、別々に行くって決めてただろ?」
「ん〜そうだけど……」
玲夏は少しモヤッとする気持ちが何でなのか気になりだしていた
性格上はっきりしたい方だから思い切って聞いてみた
「うちの学園には目立つ人には色々噂があるんだよ、知ってる?」
「……いや?どんな噂?」
「直月くんもあるんだよ」
「僕は目立つかな?」
うんと玲夏は頷く
「じゃあ、やっぱり一緒に行かない方がいいんじゃないか?」
そう言われると何も言えなくなる
「直月くんは紫織先輩の事好き?」
「ぶっ、え?好きとか……別に普通に友達だよ」
「付き合うとかはない?」
「ないかな……」
「それは風紀委員だから?」
「……」
直月くんのお箸が止まった
「学園は男女交際は禁止じゃないんでしょ?」
美月さんが聞いてくる



