「ちょっと、恥ずかしいよ」
「れーなちゃんてさ、この前思ったんだけどさ抱き心地がいいんだよね(笑)」
「わ、私は良くないよ」
「何で?俺だよ?みんな羨ましいって思うだろ」
「べ、別に帷くんの事好きじゃないもん」
がっつり腰まで両手をまわされて動く事ができない
「離して、誰かに見られるよー」
「れーなちゃんて胸もそこそこあるしこういう体型好きなんだよな、ちょっとぷよぷよで気持ちいい」
「それは肉がついてるだけです!も〜」
やっと帷くんは離してくれた
ハァハァ
リュックの重さもあって軽く汗をかいた
「帷くんの周りには綺麗な女性がたくさんいるじゃない」
「うーん、みんな細すぎなんだよ」
「とにかく!抱きつくのはダメだから」
「ちぇっ」
もぅ……好きじゃないのにドキドキする
これが直月くんだったらドキドキするかな
でも直月くんはこんな事してくれないような気がするし
「はぁ……」
ため息をついたのを隣で帷は聞いていた
落とせそうな感じなんだけどな……
今までの女の子とちょっと違う感じで俺の事に興味がないのが逆に気になりだしていた
やっと整形外科に着き診察をしてもらうと
軽い捻挫で3日間は安静にするようにと言われた
「明日の体育がさぼれる(笑)ありがと、れーなちゃん」
「いや、さぼるの喜んじゃだめじゃん」
診察が終わると帷くんのマネージャーが車で迎えに来た
「すみません、私のせいで……」
「れーなちゃんのせいじゃないよ」
「でも、危ない場所に近づいたのは私だし」
マネージャーさんに仕事は何とかなると聞いて少し安心して玲夏は家に帰った



