直月くんの幼なじみは私ですか?



携帯をしまった

“ ご飯食べて帰る”とLINEすると了解の返事とその後に直月くんの結果が書いてあった

予選ギリギリ通過……

今まで個人戦ではどの大会も入賞してきた直月くんだ

私を運んだから?

どうしよう、帰ったら何て声かけたらいいんだろう

「行くよ〜玲夏」

「あっ、うん」

もう一度携帯を見直してみる

やっぱり間違いない

「玲夏ちゃん、無理なら……」

「ごめん、ご飯は大丈夫よ、行こう」

「そっか、じゃあ俺のおすすめのとこに行こうか、最近見つけてさぁ」

「値段の高いところは無理だよ」

いち子が釘をさす

「ハンバーグのお店でさぁ、学校近くなんだよ」

「玲夏の大好物じゃん」

「ほんと?玲夏ちゃんハンバーグ好きなの?」

「大好き」

学校近くということで玲夏の家の最寄り駅で降りて歩いていく

高瀬くんに案内してもらったお店は普通の民家みたいな感じでもう少し歩くとマンションという近さだった

ただ裏側であまりこの道は通らないから全然知らなかった

「裏通りってあまり来ないから知らなかったよ」

「ほんと?最近ウロウロ探検しながら帰ってるんだよね、玲夏ちゃんてこの近くなんだ」


「まあ、そうね…チャリ通だから」

「3人入れるか聞いてくるね」

いち子が先に店に入る




あれ?玲夏?

ちょうど車が離合待ちで止まって周りを見ると玲夏らしき後ろ姿が見えた

「どうしたの?」

「いや、何でもない」

「あそこってお店なのよ、すごくおいしいの、ねっ、ママ」

僕が見ていた方が気になったのか中山は教えてくれた

「ハンバーグが美味しくて有名な店よ」

ハンバーグか……玲夏が喜ぶだろうな

「今度一緒に行きましょうよ、こっちの道はあまり生徒も通らないし、ねっ」

「まあ、都合がつけば……」

「ふふっ、楽しみ」