直月くんの幼なじみは私ですか?



美月は小走りで玲夏の部屋のドアを開けた

「ロコ、のけ」

玲夏の事が好きなロコが足元をウロウロしている

玲夏がいなくなるとキャットタワーに登って行った

寝ると重いな、何キロあるんだ玲夏は

部屋に入るとゆっくりベッドにおろした

「ふぅ」

パタンとドアを閉める音がした

おいおい、母親が高校生同士を密室にするなよな

腕をさすりながら直月は立ち上がった

「直月くん……」

玲夏に呼ばれて近付いた

「何?起きた?」


「……いくら……」

どうやら寝ぼけているようで

「むにゃむにゃ」

玲夏は横向いた

寝言か……寝ても寿司食ってる(笑)

あっ、玲夏、髪の毛……

髪の毛を食べていた

直月はゆっくりと玲夏の髪の毛を後ろに流した

唇も開いてるし(笑)

直月は玲夏の下唇を指でそっとなぞった

柔らかい……



「可愛いな、玲夏は……」

玲夏に布団をかけて部屋を出た



バタンと音がすると布団から玲夏は起き上がった

な、何……今の

く、唇さわったよね

直月くんの指

あと可愛いって何?

今までそんな事言われたことないし……

可愛いってどういうこと?

高瀬くんにも言われたけど、男の人ってそんなに簡単に言えるものなの?

玲夏はまた横になり布団を被った

寝よう、寝たら忘れてる、きっと……