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ガシ



私は、本当に帰ろうとした。


それを誰かに止められた。



「……え?」


「何、帰ろうとしてんの。今から、生徒会室に行くぞ」


その人は、さっきの人だった。



その人に手首を掴まれて学校の方へと連れられて行った。



私が、今日から通う高校は_____

〝熱風族高校〟。

ヤンキーや不良達、暴走族が沢山居る学校。

その暴走族に熱風族の総長が居るらしい。


その、総長に手首を掴まれていることも知らない私はただただ……怖いだけ。


なぜ、そんな学校に入ったのか。

それは……


後ほど、わかるよ。





私は、その人と生徒会室に向かう。



【生徒会室】と、書かれた木彫りが立てかけてあった。

今にも落ちそうに傾いているけど。



「入れ」


私が先に中に入った。


すると、その中には数名の男子がいた。


1人は、赤毛で、もう1人は銀色。

その隣にもう2人、片方は茶髪でもう片方が金髪。


え、私……今から何されるの?

怖いこと?


私、どうなっちゃうのぉぉぉおおお!!!



私は、この先生きて生活が送られるのでしょうか。