午後6時15分前。
馬場町の交差点に到着する。
大阪城側の角を見ると、よく知った面々が集まっていた。
高等部からはアラフォーで一児の母親の大西先生。小学生の娘さんと参加だ。
「お疲れ様です」
「あら、公親先生!
お疲れ様です。
先生も参加されるんですね。
よろしくお願いします!」
「こちらこそ。よろしくお願いします」
そして、中学部教師2年目の倉田淳之介(くらたじゅんのすけ)。こいつは俺より3学年年下で学園の後輩だ。
中学部と高等部の職員室は隣合っている。
だから一緒に過ごす時間は長く、昼飯だってよく一緒に食いに行く。
しかし、今までランサークルの話が出たことはなかったぞ?
納得いかないなぁ…
「おい、淳!
お前、ランサークルに入ってたのか?」
「あれ? 公親先生?
どうしたんですか。 寒いの苦手なのに」
「……そうでもない。
もう3月じゃないか。」
こいつ……
聞こえるような声で言うなよな。
確かに、寒い中外で走るなんて本来の俺なら絶対にお断りしているはずなんだ。
「……へぇ?
なんかありそう……」
うるさい。余計なことは言うな。
目線で訴えてみるが、淳之介はニヤニヤ笑ったままだ。
馬場町の交差点に到着する。
大阪城側の角を見ると、よく知った面々が集まっていた。
高等部からはアラフォーで一児の母親の大西先生。小学生の娘さんと参加だ。
「お疲れ様です」
「あら、公親先生!
お疲れ様です。
先生も参加されるんですね。
よろしくお願いします!」
「こちらこそ。よろしくお願いします」
そして、中学部教師2年目の倉田淳之介(くらたじゅんのすけ)。こいつは俺より3学年年下で学園の後輩だ。
中学部と高等部の職員室は隣合っている。
だから一緒に過ごす時間は長く、昼飯だってよく一緒に食いに行く。
しかし、今までランサークルの話が出たことはなかったぞ?
納得いかないなぁ…
「おい、淳!
お前、ランサークルに入ってたのか?」
「あれ? 公親先生?
どうしたんですか。 寒いの苦手なのに」
「……そうでもない。
もう3月じゃないか。」
こいつ……
聞こえるような声で言うなよな。
確かに、寒い中外で走るなんて本来の俺なら絶対にお断りしているはずなんだ。
「……へぇ?
なんかありそう……」
うるさい。余計なことは言うな。
目線で訴えてみるが、淳之介はニヤニヤ笑ったままだ。