「あ、淳!」

「公親先生、おはようございます」

「おはよう。
お前今日、ひまか?」

「……夜ですか?」

「いや、昼飯」

これだけは確認しなくてはと思い、俺は淳を昼飯に誘った。

美由紀先生と淳の間に何かあるのか。
それとも、過去にあったのか…。

いや、そもそも今彼女に恋人はいるのか…

正直に言おう。
気になって仕方ないんだ。

裏表なく、素直に色々な顔を見せてくれる美由紀先生に、俺はどうやら落ちてしまったらしい。

好きになっていい相手なのか確かめもせずに、何やってんだ、俺。

初めて会ったあの日に、ちゃんと確認してからって思ったのになー……

園長先生の頼みで、これから美由紀先生と接する機会はかなり増えそうだ。

今更遅い気もするけど、ちゃんと淳に確かめないとな。



◇◇