余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



「有咲…行くか、あの二人は後で来そうだな」

俺は有咲の体温を感じたくて手を繋いだ

中本の前じゃあ、なんか出来なかった

「うん!」

いつ、言おうか

俺は今日そんなことばかり考えていた

有咲が俺の前から消えないように

この時間を少しでも長く感じていたい

有咲……好きだよ!

もうクラス着いた

一旦手を離して

「有咲ちゃん!おはよぉ!」

「蘭ちゃんおはよぉー!」

いつの間に学級委員とも仲良くなったんだろ?

なんか嬉しいな