そして2時間目の休み時間 「体育だ!体育だ!ヤッター!」 (この声は佳穂と永谷くんです) 可愛いなぁ 「有咲……いくか?」 「うん!」 体操着が入った袋を持つと冬弥くんが手を繋いできた 「まだ、俺のもんじゃねえけど、見せつけてえ」 またそんな照れるようなこと言って 「いいよ!」 私は少し浮かれてたのかもしれない 冬弥くんと近づけてるって でも……病気が私の身体に浸透してたなんて 私はまだ知らない