余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



あ、シャンプーの匂い

香水つけるタイプじゃないんだね

なんか良かった

「有咲……」

わっ急に横抱きしてきた

「ふっ、同じシャンプーの匂いだな」

「うん」

低い声が耳元で聞こえてドキドキする

「と、冬弥くん…」

冬弥くんの髪の毛が首元にあたってくすぐったい

「有咲……どうする?寝る?ベッドか布団で」

「えっと……冬弥くんどっちで寝るの?」

「ベッドで寝るか。二人で」