余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



"佳穂ちゃんへ、


この手紙読んでるって事は私はもう居ないってことだよね?


私願ってたのにな、また学校に通えますようにって

でも願わなかった


頭の中の腫瘍は、テニスボールくらいの大きさになってて

脳の神経が押しつぶされていた状態だったらしいの


大好きな佳穂を置いて、旅立つ私の事なんて、忘れてくれてもいいから

とりあえず、冬弥達のそばにいてあげて?


これから、佳穂達は新しい友達が出来るかもしれない


もし、出来たら、仲良くしてあげて?

佳穂ならできるよ


私のことも少し話してくれていいからね?"