"佳穂ちゃんへ、
この手紙読んでるって事は私はもう居ないってことだよね?
私願ってたのにな、また学校に通えますようにって
でも願わなかった
頭の中の腫瘍は、テニスボールくらいの大きさになってて
脳の神経が押しつぶされていた状態だったらしいの
大好きな佳穂を置いて、旅立つ私の事なんて、忘れてくれてもいいから
とりあえず、冬弥達のそばにいてあげて?
これから、佳穂達は新しい友達が出来るかもしれない
もし、出来たら、仲良くしてあげて?
佳穂ならできるよ
私のことも少し話してくれていいからね?"
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