余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜




有咲……有咲……もっと生きたかったよな

修学旅行も体育祭も文化祭も何もかも

楽しみたかったよな

泊まるって話は消えてしまったけど

俺は今も心の中で生きていくんだよな

夢に出てきて大好きって言って欲しいな

それと遺してくれた手紙

しっかり有咲のお母さんから受け取ったよ

今も俺の手首にはあの時のブレスレットが

キラキラ輝いてる


有咲……聞こえなくてもいいから聞いてくれ

俺が有咲の分まで生きるから


空で見守っててくれ



有咲……大好きだよ