余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



「あ、お姉ちゃんごめんなさーい」

私は足元にころがったボールをとるためしゃがむ

「ふふ、いいよ」

「サッカー楽しい?」

「うん!」

この子は5歳くらいかな?

可愛いらしいな

私は冬弥との子どもが欲しいって思ったけど

願わなかったらしい

「広夢〜」

「あ、呼ばれた!お姉ちゃんまたね!」

私は散歩を再開しようと立ち上がると

「うっ……いった……」

また頭痛が来て、たっていられなくて

その場で倒れてしまった