余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



「あ、冬弥くんいらっしゃい、ちょっと有咲がバタバタしてて家の中に入って待っててくれ」

「あ、ありがとうございます

有咲…ゆっくりでいいぞ」

歯を磨き終わって、マフラーを首に巻いて

「お待たせ」

「有咲…冬弥くん気をつけて行ってらっしゃい。今日お母さん夜仕事入っちゃった」

「そうなの?わかった!お母さんも気をつけてね」

私と冬弥は手を繋ぐ

冬弥の手暖かいな〜

「寒っ!雪降るって言ってたけな」

「言ってたよ!テレビ見ないもんね」

「あんまり見ない」