余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



「送って頂きありがとうございました!」

「いいぜ!またいつでも家に遊びに来てくれな。有咲が拗ねる」

「もうお母さん一言余計」

でもそんなお母さんを嫌いになったことないんだよね

「あはは、ごめんごめん」

冬弥はお辞儀をして、私に手を振ってから
家に入った

「有咲…助手席においで」

私は車が来てないのを確認してから、後部座席のドアを開ける

そして、助手席に座り込む

ちゃんとシートベルトも閉めて