余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



助手席側に冬弥、運転席側に私が乗った

「また随分かったね」

「あ、クリスマスに使うのに買ってきた

お母さんにも買ってあるよー」

「ふっ、そうか、ありがとう」

車の中で暫く温まってると

「あ、着いた。ここです俺の家」

「ここか!立派な一軒家だな」

白を基調としている冬弥の家

「ん?可愛いな愛犬か」

「私何度か上がったよ。ゴールデンレトリバーで甘えん坊な犬だけどすごく可愛いの」

何度も甘えてきて私を覚えててくれたアズちゃん

元気でよかった