お母さんと佳穂と啓太くんが出たあと私たちは 「やっと…キスできる!どれだけ待たせるんだ本当に」 「ね、確かに」 冬弥は私をソファに寝かせると 顔を近づけて 「映画観る時にさ、ナンパしてきたひといるじゃん」 「うん!」 「俺、あの時嫉妬してさ、すぐ抱きしめたかったんだ。 でもトレー持ってたし無理だったから 今ここでキスして俺のものって印つけていい?」 「いいよ」