余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



佳穂は私が落ち着くまで手を握ってくれたり、頭を撫でたりしてくれた

ガラガラ

「あ、佳穂ちゃん、来てくれたんだね」

「はい」

ガラガラ

「有咲(有咲ちゃん)」

あ、冬弥と啓太くん

「とーや、け、いたく」

「無理に喋らなくていいから」

「うん」

「あ、冬弥くんと?えーと?啓太くん?」

「はい、お久しぶりです。有咲ちゃんが病院に行ったと聞いて、いても立っても居られなくて」