余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



シーーンと静まり返った部屋で私は1人寂しく寝てた

そしたら

家のチャイムがなった

「ん?あっ、冬弥かも」

私は重たい身体をゆっくり起こして

玄関のドアを開ける

「有咲……大丈夫?」

「とーや……」

「さっき有咲のお母さんとすれ違った

"私は風邪薬を買いに行ってくるから有咲を見ててくれ"って」

「そうなんだ」

私は冬弥を家にあげる