余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



「有咲……元気出たか?」

「うん!」

「冬弥……ありがとう。遊園地がこんなに楽しいなんて知らなかった

今まで私はお母さんが働きに出てる分

贅沢さしてこなかったの

でも高校で冬弥と啓太くんに出会って毎日が楽しいって思えるようになったよ

出会ってくれて、付き合ってくれてありがとう

冬弥……大好き」

「有咲……まるで今日で遊ぶのは最後って言ってるみたいで怖い。有咲……俺の前から消えないよな?」

冬弥は私の横に来ると寂しそうに呟いた

「私は消えないよ!大丈夫」