「うわあああ、楽しい〜」 冬弥は一言も喋らない 怖かったら声が出ないんだっけ? でも案外私はジェットコースターを楽しんだ 「楽しかった〜」 「有咲……俺もう無理」 「佳穂〜啓太くん〜。急いで休めるところ行こ〜。とーやがー!」 「冬弥……ジェットコースター苦手なのになんで乗った?」 「え、冬弥くんジェットコースター苦手なの?言ってよ止めたわ」 「有咲が楽しみにしてたから」 今にも吐きそうな冬弥を休憩所に行って、ペットボトルの水を飲ませる