余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



「うわあああ、楽しい〜」

冬弥は一言も喋らない

怖かったら声が出ないんだっけ?

でも案外私はジェットコースターを楽しんだ

「楽しかった〜」

「有咲……俺もう無理」

「佳穂〜啓太くん〜。急いで休めるところ行こ〜。とーやがー!」

「冬弥……ジェットコースター苦手なのになんで乗った?」

「え、冬弥くんジェットコースター苦手なの?言ってよ止めたわ」

「有咲が楽しみにしてたから」

今にも吐きそうな冬弥を休憩所に行って、ペットボトルの水を飲ませる