余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



「有咲と一緒に遊んでくれてありがとうございます

うち、旦那がいないからそれが原因で

よくからかわれたりしててね

私のせいでもあるんだけど」

「お母さんのせいじゃないよ

お父さんいないのが普通だと思って私は何も言わなかったでしょ?

お母さんの事大好きだから、お母さんがいるだけでもいいんだよ」

これは本当のこと

お母さんだけでも私は結構楽しい

仕事行く前にこんなふうに少し話せるのも

結構楽しいんだよね

「有咲……いい子に育ったね」

お母さんは私をぎゅっとしてきた