有咲の家に着いた オレは何度目かのインターホンを押す ピーンポーン 俺は有咲が来るまで壁によりかかって待ってた 話し声が聞こえた お母さんとの時間も増えたんだな 良かったな 「冬弥……おまたせ!」 「おうっ、いこっか」 俺は有咲に右手を差し出した 「せっかくカレカノなんだ。手繋ごうぜ」 「うん!」