余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



有咲の家に着いた

オレは何度目かのインターホンを押す

ピーンポーン

俺は有咲が来るまで壁によりかかって待ってた

話し声が聞こえた

お母さんとの時間も増えたんだな

良かったな

「冬弥……おまたせ!」

「おうっ、いこっか」


俺は有咲に右手を差し出した

「せっかくカレカノなんだ。手繋ごうぜ」

「うん!」