余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜



準備できた!!

「お母さん、行ってきます。ゆっくり食べててね」

「はいはい、行ってらっしゃい」

そう言って笑顔で送ってくれた

「冬弥……お待たせー」

「おうっ、いこっか」

冬弥は家の前でズボンのポケットに手を入れて待っててくれた

それですらも様になる

「せっかくカレカノなんだ。手を繋ごうぜ」

「うん!」

ギュッ

離れないようにしっかりと握って私と冬弥は学校に行く