余命3ヶ月の命と言われて 〜私が生きてた頃の世界〜


有咲side

「んー。今日学校行ったら、夏休みだー!

少しでも長くお母さんと過ごそうかな」

「あ、有咲……起きた?ふふ、お母さん

久しぶりに朝ごはん作ったよ

いつもありがとう。有咲」

「お母さん、おはよう!

え、やった久しぶりのお母さんのご飯だー!

顔洗って着替えてくるねー」

冷たくて気持ちいい水で顔をパシャとして

ふわふわのタオルで顔を拭いて

半袖ブラウスを着て青のチェックのリボンをつけて、紺のスカートを履く

9月まで着ない制服を私は着る