君の彼女になる方法

「陽太君、本当にありがとう」
「サンキューな」
「お役に立てて良かったよ。二人が並んで立ってるのを見たら安心したよ。僕の予想は当たってたみたいだね」
「そういえば陽太君、何度か不思議なこと言ってたけど何だったの?」
「あ~。あれは、明人は僕と前野が仲良くしているのを見て嫉妬してるって言いたかったんだよ」
「えっ?」
「ちょっ!お前!」
「あはは。明人、顔真っ赤」
「うるさい!」
「まあ、二人共仲良くね」
「うん!ありがとう!」
「…言われなくても」
窓から差し込む夕日に照らされて、三人の顔が明るく輝いた。