フードさんはそう言って、大講堂の出口のほうへと歩きだした。
行こうって……どこにだろう?
おそらく考えてもわからないだろうから、私は落ちないようにフードさんにしがみついた。
大講堂を出たあと、立ち止まって辺りを見渡したフードさん。
「鈴蘭、しっかり掴まってろ」
言われるがまま、しがみつく腕にさらに力を込めた。
えっ……!
突然、体が宙に浮いたかと思えば、まばたきした瞬間に視界が切り替わっていた。
待って……私、さっきまで裏庭にいたのに……ここ、どこ?
戸外の景色だったはずが、一瞬でホテルのラウンジのような場所に変わっていた。
あり得ない事態に、自分の目を疑う。
「今、何が……」
行こうって……どこにだろう?
おそらく考えてもわからないだろうから、私は落ちないようにフードさんにしがみついた。
大講堂を出たあと、立ち止まって辺りを見渡したフードさん。
「鈴蘭、しっかり掴まってろ」
言われるがまま、しがみつく腕にさらに力を込めた。
えっ……!
突然、体が宙に浮いたかと思えば、まばたきした瞬間に視界が切り替わっていた。
待って……私、さっきまで裏庭にいたのに……ここ、どこ?
戸外の景色だったはずが、一瞬でホテルのラウンジのような場所に変わっていた。
あり得ない事態に、自分の目を疑う。
「今、何が……」

