今度は別人のものかと思うほど、甘い声が響く。
夜明さんのほうを見ると、私の知っている優しい眼差しと視線がぶつかった。
いつもの夜明さん……。
安心して、私も頷いた。
いつものといっても、お顔を見たのは今日が初めてだ。今までは口元しか見えなかった。
フードの下で、こんなに優しい笑みを浮かべてくれていたのだとわかってよかった。
「はい、ギャラリーはどいてね」
獅堂さんが陽気な口調でそう言うと、さっと前に道が開かれた。
教室に向かって歩きながら、横目で夜明さんを見る。
「あの……」
「ん?」
「かばってくれて……ありがとうございます」
夜明さんが心配してくれた気持ちが、とっても嬉しかった。
「当然のことだ」
ふわりと、口元を緩めた夜明さん。
夜明さんのほうを見ると、私の知っている優しい眼差しと視線がぶつかった。
いつもの夜明さん……。
安心して、私も頷いた。
いつものといっても、お顔を見たのは今日が初めてだ。今までは口元しか見えなかった。
フードの下で、こんなに優しい笑みを浮かべてくれていたのだとわかってよかった。
「はい、ギャラリーはどいてね」
獅堂さんが陽気な口調でそう言うと、さっと前に道が開かれた。
教室に向かって歩きながら、横目で夜明さんを見る。
「あの……」
「ん?」
「かばってくれて……ありがとうございます」
夜明さんが心配してくれた気持ちが、とっても嬉しかった。
「当然のことだ」
ふわりと、口元を緩めた夜明さん。

