魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

休み時間ということもあって、周りには人が溢れ返っていた。


みんながこっちを見て、行方を見守っている。


「鈴蘭、こいつは一度懲らしめておいたほうがいい」


ルイスさんに失礼だけど、夜明さんが代わりに怒ってくれていることはもちろん嬉しい。でも……。


本当に、謝罪なんて必要ない……。


ルイスさんに対しては、感謝の気持ちのほうが大きいから。


一度でも私に希望を与えてくれた人。


今でも、一方的に好意的に思っている。もうあの時のような恋愛感情はないとしても……私にたくさんのものをくれた。


どうすればいいんだろう……。


じっと夜明さんを見つめると、気まずそうに視線を逸らされた。


「……わかった」


え?


「せめて謝罪はしろ」