「あ、ありがとう、ございます……」
「とっとと行って帰ろっか。俺、ブランに入るのなんて中等部以来だな」
あれ……? もしかして、獅堂さんもついてきてくれるつもりなんじゃ……。
「はぁ……ブランは空気が悪いから嫌なんだよ」
驚いていると、冷然さんまで立ち上がった。
「じゃあ雪兎はお留守番してる?」
「……うるさい」
「念のため、ブランに入る許可証はもらっています」
司空さんまで1枚の紙を手にして歩きだして、私は呆然としてしまった。
「さすが竜牙くん」
皆さん……。
「あ、あの、ついてきてくださって、ありがとうございます……」
夜明さんの婚約者というだけでここまでしてくれるなんて、夜明さんはすごく慕われているんだな……。
「とっとと行って帰ろっか。俺、ブランに入るのなんて中等部以来だな」
あれ……? もしかして、獅堂さんもついてきてくれるつもりなんじゃ……。
「はぁ……ブランは空気が悪いから嫌なんだよ」
驚いていると、冷然さんまで立ち上がった。
「じゃあ雪兎はお留守番してる?」
「……うるさい」
「念のため、ブランに入る許可証はもらっています」
司空さんまで1枚の紙を手にして歩きだして、私は呆然としてしまった。
「さすが竜牙くん」
皆さん……。
「あ、あの、ついてきてくださって、ありがとうございます……」
夜明さんの婚約者というだけでここまでしてくれるなんて、夜明さんはすごく慕われているんだな……。

