魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

これ、せっかく夜明さんがくれたスマホケースだろ。


鈴蘭は知っているのかわからないけど、超有名なブランドのケースだ。


多分、値段を知れば鈴蘭は卒倒するだろう。


車が買えるくらいの金額のケースに、ペットボトルについてるおまけをつけるとか……アンバランスにもほどがある。


「えへへ、もうつけました」


俺の制止も聞かず、ケースにキーホルダーをつけてご満悦な鈴蘭。


はぁ……まあアホみたいに喜んでるし、いいか。


「大事にします……!」


キーホルダーを見つめながら、またこれでもかというほど幸せそうに笑っている。


これでここまで喜ぶのは、ガキかお前くらいだ……。


本当に、変な女。


生い立ちは見てしまったから知ってるけど、それを見たからこそわからない。