魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~


画面に触れる人差し指は、若干震えていた。


メッセージを打つだけでこんなぷるぷるしてる奴、初めて見た……。


おかしくて、もはや笑えてくる。


こいつって、物静かでおとなしそうに見えて……実は表情がころころ変わって、ささいなことに一喜一憂している。


いつも一生懸命って感じで、なんか……。


知れば知るほど、女なのに好意的に思えてくる。


……好意って、恋愛感情では断じてないけど。


「だいじょうぶ、です……ありがとう、ございます……で、できました!」


メッセージが打てたのか、俺に見せてくる鈴蘭。


全部ひらがなのメッセージを見てまた笑いそうになったけど、本人が満足げだから笑わないでおいた。


「送信ボタン押したら終わり」