魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

「あの、よかったら、これ……」


鈴蘭が、自分の手に持っていたピッキーを俺に差しだしてきた。


「雪兎さんが買ってくれたので、元々雪兎さんのものですけど……」


俺にくれるつもりなのか……?


普通なら、「いらない」と一蹴していた。


俺は別にキャラクターものを集める趣味はないし、あっても使わない。


でも……こいつがあまりにも嬉しそうに渡してくるから……。


「……ん」


おとなしく受け取ってしまった自分自身に驚く。


何受け取ってんだよ、俺……。


つーか、これって……おそろいじゃん……。


ピッキーとピニーって、恋人なのに……こいつだって、好きなら知ってるはずだ。


まあ、なんも考えてないだろうけど……。