魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

「そんなもんいらないし」


「あ、ありがとうございます……!」


喉が乾いていたのか、嬉しそうに微笑んだ鈴蘭。


こいつは多分極度に遠慮する癖があるから、先手を打ってやらないといけなさそうだ。


手がかかるけど……傲慢な奴よりマシ。


「ゆ、雪兎さん! 見てください!」


突然声を上げた鈴蘭に、視線を向ける。


「何?」


「お水に、ピッキーのキーホルダーがついてます……!」


鈴蘭は、目を輝かせてそう言った。


ガキかよ……。


ピッキーというのは、某テーマパークの看板キャラクターだ。


俺もペットボトルについているおまけを見ると、ピッキーと仲間たちと、書かれた袋がついていた。


ランダム6種……。


「好きなのか?」