「喉は乾いていないので、大丈夫です」
夜明さんからカードもらってないのか……? まだ発行できてないのか……。
「すみません、水ふたつください」
俺はペットボトルの水をふたつ購入して、購買を出た。
教室にいても窮屈だろうと思い、少しだけ近くのベンチで休憩することに。
腰を下ろして、ペットボトルのひとつを鈴蘭に渡した。
「ほら」
どうして?と言いたげな顔で俺を見ている鈴蘭。
「飲むもん持ってきてないんだろ。飲め」
こいつ見るからに栄養足りてなさそうだし……こまめに水分補給する習慣もなさそう。
多分、学内で一番時間を共に過ごすことになるのは俺だろうし……定期的に確認しないと。
「ごめんなさい……今、お返しできるお金がなくて……」
夜明さんからカードもらってないのか……? まだ発行できてないのか……。
「すみません、水ふたつください」
俺はペットボトルの水をふたつ購入して、購買を出た。
教室にいても窮屈だろうと思い、少しだけ近くのベンチで休憩することに。
腰を下ろして、ペットボトルのひとつを鈴蘭に渡した。
「ほら」
どうして?と言いたげな顔で俺を見ている鈴蘭。
「飲むもん持ってきてないんだろ。飲め」
こいつ見るからに栄養足りてなさそうだし……こまめに水分補給する習慣もなさそう。
多分、学内で一番時間を共に過ごすことになるのは俺だろうし……定期的に確認しないと。
「ごめんなさい……今、お返しできるお金がなくて……」

