魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

迷惑をかけないようにって、難しい……。


もう何を言っても怒らせてしまう気がする……黙っているのが一番だ。


私は口を固く閉ざして、冷然さんについていく。


「何辛気くさい顔してんだよ」


「え……」


「ほかの奴がいる時はもっと楽しそうにしてるくせに」


不満げな冷然さんに、とうとうどうするべきなのかわからなくなった。


「ご、ごめんなさい……」


辛気くさい顔をしている自覚はなかった……。


もう、正直に謝ろう……。


「冷然さんに、申し訳なくて……」


「は?」


「私がノワールに来て、1年だからって私のお守りを押しつけてしまって……本当にごめんなさい……」


冷然さんの日常を、めちゃくちゃにしてしまったかもしれない……。