魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

いつもは手ぐしする時、もっと髪が絡まるのに……今日はサラサラだ……。


「昨日のヘアオイルが髪に合っていたのかもしれません」


驚いている私を見て、左藤さんが微笑んでくれた。


髪のケアをするだけで、こんなにも変わるんだ……。


「ありがとうございます」


髪が綺麗になるだけで、すごく嬉しい……。


少しでも綺麗になったような気分になる……。


「元々の質がいいですから。すぐに綺麗になりますよ」


「ほ、ほんとですか?」


「はい」


笑顔で頷いてくれるふたりに、私の表情も明るくなる。


こんなみっともない女が婚約者だったら、夜明さんがバカにされてしまうんじゃないかって心配だったから……少しでも、綺麗になれたら嬉しい。