魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

あの両親は、どこまで俺を不快にさせれば気が済む。


鈴蘭の髪はそれほど傷んでいるようには見えなかったため、そこまでだとは思わなかった。


「夜明様が用意されたお洋服も用品も、すべて喜んでいらっしゃいました」


「そうか……」


鈴蘭が喜んでいたのならよかった……。


今回は流行などを見てすべて用意させたが、今度鈴蘭を買い物に連れていこう。


好きなものを自分で選ばせてやりたい。


……といっても、鈴蘭は遠慮しそうだから、もう少し信頼関係を築けてからだな。


「鈴蘭も、お前たちにはよくしてもらったと嬉しそうに話していた」


世話係のふたりにそう言えば、嬉しそうに顔をほころばせていた。


「まあ……光栄でございます」