魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

鈴蘭の部屋を出て、リビングへ戻る。


俺が集めた使用人たちが揃っていて、近くのソファに座った。


「何か報告することはあるか?」


鈴蘭の世話を頼んだ女の使用人は、鈴蘭が入寮するのに合わせて実家から呼びよせた。


もともと俺の身の回りには男の使用人しかいなかったため、こいつらのことは詳しくは知らない。


母親が信頼できると言ってよこした人間だから、仕事はできるだろうが……万が一鈴蘭に危害を加えるような輩だったら困る。まだ信用はしていない。


「はい。鈴蘭様は、今まで美容室にも通われていなかったそうで……一度美容師をお呼びになったほうがよいかと。髪も自分で揃えられているようでしたので……」


美容室にもまともに通わせてもらえなかったなど、いつの時代だ……。