魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

どのくらいそうしていたのか、少なくとも10分は経っただろう。


このままではいつまでたっても離せそうにないと思い、名残惜しさを押し殺して鈴蘭から離れる。


「もう寝よう。明日も学校があるからな」


まだそれほど遅くはないが、今日は俺が振り回したせいで疲れただろうからな。もう寝かせてやりたい……。


それに、明日は鈴蘭にとって新しい学校生活の始まりと言っても過言ではない。


俺の言葉に、鈴蘭は一瞬不安の色を見せた。


「もし怖いなら、明日は欠席してもいい」


ブランではさんざんな目に遭っていただろうからな……新しい学級にも不安はあるだろう。


あのクソ学級の奴ら……俺の鈴蘭にトラウマを植えつけやがって、許さない。