夜明さんは目を細めたあと、ネックレスをそっと私の首につけてくれた。
戻ってきたネックレスを、確かめるようにじっと見つめた。
嬉しい……とってもっ……。
「よかった……」
私はネックレスを包み込むように、手でぎゅっと握った。
「夜明さん、ありがとうございますっ……」
笑顔で顔を上げたのもつかの間、強く引き寄せられて体が傾く。
「えっ……」
気づいた時には抱きしめられていて、夜明さんの胸に頭を預ける体勢になっていた。
「……少しだけこうさせてくれ」
夜明さん……?
いつもの優しい抱擁とは違う、少し息苦しいくらいの力がこめられている。
「鈴蘭が婚約を受け入れてくれて、本当によかった……」
戻ってきたネックレスを、確かめるようにじっと見つめた。
嬉しい……とってもっ……。
「よかった……」
私はネックレスを包み込むように、手でぎゅっと握った。
「夜明さん、ありがとうございますっ……」
笑顔で顔を上げたのもつかの間、強く引き寄せられて体が傾く。
「えっ……」
気づいた時には抱きしめられていて、夜明さんの胸に頭を預ける体勢になっていた。
「……少しだけこうさせてくれ」
夜明さん……?
いつもの優しい抱擁とは違う、少し息苦しいくらいの力がこめられている。
「鈴蘭が婚約を受け入れてくれて、本当によかった……」

