魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

「こ、これは……」


「夜明様が、鈴蘭様にはとびきり可愛い洋服を揃えるようにと」


くすっと笑っている左藤さんと右藤さん。


夜明さん、そんなことまで……。


正直、可愛いお洋服には憧れがあった。


星蘭とお母さんがいつもお出かけの時、おしゃれをして出てく姿を見て……羨ましいと思っていたから……。


「お好きなものをお選びください」


こんな可愛い服、私が着てもいいのかなっ……。


恐る恐る、一番気になったお洋服に手を伸ばす。


白いフリルがあしらわれたワンピースドレス。


ピンク色のリボンもついていて、とっても可愛い。


「これを、お願いします」


そう言うと、右藤さんがかしこまりましたと微笑んだ。





有り難くお洋服を着させてもらい、鏡の前に立つ。